それはそうと、

いろいろとおわったので、僕はいまビートルズのボックスセットが欲しい。
9月9日以来望みつづけて早2ヶ月。
それは、欲しい、とかそういう生半可な欲求ではなく、
むしろ切望しているといった段階まできていると言っても良いかもしれない。
そう。それはもう、失われたものに対する希求に近いものがある。

人生は反復である、とわれわれが言うとき、それが意味するのは、かって存在した現存在がいままた現存在になる、ということである。


と、キルケゴールさんもその偏執狂的著作『反復』で言ってるように、
かつて持ってたすべてのビートルズがこれによってまたビートルズになる。
ビートルズとしてふたたび蘇ると言っても良い。それは素晴らしい。
もう自分でもなにを書いているのかわからなくなってきたけれども、
それほど欲しいということなんです。
というか、もう、あと1クリックで、それは家にやってくるというところまで来ていて、
問題は、いつそれを僕が押すかということ、
そして、それが僕ん家にきたときの、ボスのうんざりした顔を、
僕はいまでもはっきりと思い浮かべることができるということです。
さっきまで間の抜けた顔で、今日なべ君がもってきたうなぎパイをかじっていたとはいえ。

The Beatles In Mono

The Beatles In Mono