実録・2012年の年越しラーメンのできるまで。

僕がおそばを食べられない(アレルギーとかではなく、単純に食べられない)ため、うちでは毎年大晦日にラーメンを食べます。



まず、買ってきた鶏ガラの血合いやらなんやらをきれいに洗います。べつに洗わなくても良いんだけど、あく取りが大変になるし、スープが濁るので、ここは丁寧にやったほうが良い。
今回用意した鶏ガラは約1.5キロ。非常に贅沢な話だけど、今回は鶏ガラと同量のスープを取るつもりでのぞみます。いつもはだいたい 1.5~2倍。



鶏ガラを洗ってるあいだに、くず野菜でブイヨンを取ります。クールブイヨン。これもべつになければないでいいのだけど、冷蔵庫にくず野菜は常にあるものだし、野菜のブイヨンで鶏ガラ炊いたほうが断然おいしいものができる。
今回は白菜の外側と、白ネギの青い部分、それと買ってから2週間経ってしまった洋梨




野菜のブイヨンに洗った鶏ガラを入れ、別の水を張った鍋に豚足を入れて火にかけます。火加減は中火で。
ほんとは豚骨がもちろん良いんだけど、なかなか手に入らないので、自宅マンションから歩いて30秒の沖縄料理屋さんで豚足を買ってきて代用。コンビニより豚足買うほうが近い街に僕は住んでいます。
豚足は思いのほか臭いので、一度茹でこぼしをして、ふたたび火にかけるときには、日本酒も注いでおきます。





4時間くらい水を注ぎ足しながら炊くと、こうなります。



4時間くらい炊いてると、小ボスが腹減ったーっと騒ぎだすので、豚足を与えてみると、骨までしゃぶり尽くし骨の髄まで吸い尽くします。



僕たちもおなかが減ってきたので、べつにつくっていたチャーシューをつまみ食い。小ボスも「ぶたー、ぶたーーー!!おーーー!!」と叫びながら4枚くらい食べます。



で、完成したのがこれ。豚足と鶏ガラのスープは半々で、具はチャーシューともやしと白ネギ。味付けはチャーシューを炊いていた醤油ダレとつくって常備してあるだし醤油。
「なんか近年のケイちゃんのラーメンは狂気じみてるな」
というのが、一口食べたボスの感想。小ボスも、つまみ食いしすぎて麺はあんまり食べなかったけど、スープはぜんぶ飲み干していました。
ほんとに毎年思うんだけど、ラーメンはラーメン屋さんで食べるのがいちばん良い。つくるのほんとめんどくさいし、昨日なんか豚骨と鶏ガラのスープ炊いてる夢見たし。
来年はこれにいりこ出汁を加えてみようかなー。