乳幼児の音楽。

小ボスに音楽を聴かせるにあたって、どんな音楽が良いのだろう?とボスに聞いてみたところ、妊娠の最後のあたりに聴いていた音楽でスロウなものをということでしたので、小ボスが最初に聴いたCDは、GREGORY AND THE HAWKの"Moenie and Kitchi"ということになる。それでわかったのは、小ボスはピアノやギターの音が好きで、バスドラやスネアの音には身体をびくっと震わせて、興奮してしまうということでした。大人には非常におだやかな音楽だと思われるものでも、ドラムがはいるだけで、身を震わせて興奮する。それでも聞かせていると、曲の最後のあたりで眠りそうになるものの、曲と曲のあいだの無音の瞬間、おそらく1、2秒のあいだに目を覚ましてしまい、もう音楽はないのか?というふうに怒りをあらわにする。クラシック音楽が良いというのは、おそらくそういうことなんだと思います。バスドラなんて鳴らなくて、しかも一曲が長い。しかしながら、僕はクラシック音楽を聴かないし、ふだん僕たちが聴かない音楽を小ボスが気に入ったとしても、その音楽的水脈はすぐに枯渇してしまうのではないだろうか?おいおいのためにも、こういったものもなるべく自前のものでやっていきたいというわけで、ここ4、5日で小ボスが聴いた音楽と、その小ボス的評価。

  • the innocence mission "My Room in the Trees" :これははじめからいけるとわかっていたし、実際にいけた。だから、ほかのイノセンス・ミッションのCDは、いざというときのためにとってある。
  • Vashti Bunyan "Just Another Diamond Day" :微妙なところ。暗い曲調の曲になると、途端に不機嫌になる。2曲目は飛ばす。
  • Clare and the Reasons "Movie" :どうやらお気に召された様子。
  • The Beatles "Let it Be" :僕が鼻歌で歌う "Let it Be" がいたくお気に召した様子で(Supremesの "Can't Hurry Love" はまったく駄目でした。まあ、僕はすごく音痴だし)それならばと原曲を聴かせてみたんだけど、ジョン・レノンのロックの心を解するにはまだ早すぎたのか、リンゴ・スターのドラムが下手すぎたのかはわからないけれど、まったく受けつけず、泣きわめく。
  • Jose Gonzalez "In Our Nature" :ビートルズが駄目で、もしかすると男性ヴォーカルが駄目なのかもしれないと、しばらくちがうのを聴かせていて、今日聴かせてみたところ、たいへん好評で、手足をバタバタさせたり、ギターの音に耳を澄ませてみたりとご満悦。
  • Duke Ellington & John Coltrane "In a Sentimental Mood" :なぜか駄目。サックスが原因だろうか?
  • Bill Evans "On Green Dolphin Street" :余裕。っていうか、寝る。


いまのところはこんな調子です。そして、今日子ボスははじめてのサッカー観戦。アーセナル×マンチェスター・ユナイテッド戦に挑みます。