エレコムのブック・スタンド

ほぼ毎日、小ボスを寝かしつけるのは僕の役目で、
それはうなり声やらなんやらを用いておこなわれる、僕の寝かしつけはすでに職人芸の域に達しているからで、
寝かしつけに関する僕の天才は、毎夜毎夜いかんなく発揮されているわけだけれども、
寝いってからも、すぐに動かすと起きてしまうので、2、30分はそのまま僕の膝のうえで寝ているわけで、
そうなると、僕はまったくもってやることがない。
そういうときはだいたいいっしょに寝るか、本を読んでいるのだけれど、
文庫本ならまだしも、小ボスを膝に乗せた不自由な姿勢で単行本を読むのは非常に辛いので、
ブック・スタンドを買いました。

【1997年モデル】ELECOM EDH-004 ブックスタンド

【1997年モデル】ELECOM EDH-004 ブックスタンド


いや、これ、もう7、8年前からつかっていて、
そのときはノートを取りながら本を読むときや、
資料を見ながらパソコンするときのために買ったもので、
いまは仕事のときにつかってる。ので、小ボス用にもうひとつ購入した次第。
小ボスが寝ているときはこれで本を読んでいます。
起きているときに僕が本を読もうとすると、異様に怒ったりするので、
そういうときは本を朗読して、ふたりして読書をしています。



僕の朗読するローベルト・ヴァルザーに、じっと耳を傾ける小ボス。
しかしながら、英雄性の欠片もなく、自己弁護と正当化ばかりする主人公にいらだちをかくせなかったのか、
5ページほど読んだところで泣きわめきだしました。