もし僕らのことばがウィスキーであったなら、

僕はふだんまったくもってお酒を飲まないのだけれど、
それはお酒がきらいだからというわけではなく、
お酒はむしろ好きなんですけど、飲むとそのあとなんにもまともにできなくなってしまう、
おもに本が読めなくなってしまうから飲まないわけで、
お家にはタンカレーとトニック・ウォーターくらいは置いてあるし、
1ヶ月に1回か2回くらい晩ご飯のときにジン・トニックつくって飲むんですね。
で、僕はわりとウイスキーも好きなわけで、
ボスとの暮らしもそろそろ落ち着いてきたので、ウイスキーを買って、
たまに音楽聴いたりすこし本読んだりしながら飲もうかなと思い、
とりあえず、イルムスさんでイッタラのカルティオのタンブラーを買って、
お酒いっぱい売ってるお店に行って(なんかアホっぽい響きだね)、
んー。どれにしようかなーと悩むも、正直な話、お酒まったく飲まないからどれがどうとかわかんないし、
ウイスキー買うのって4年ぶりくらいだから、とりあえず、一度飲んだことあるやつを買ってみて、
それでいろいろと思い出してみようと、それからいろいろ買ってみたら良いじゃないか。
(1本飲みきるのに半年くらいかかるんだけどさ)
ということで、ボウモア買ってみました。


そして、買ってきたボウモアの封を切り、
グラスにすこしだけ注いでみて、さっきまで本読みながら飲んでたわけなんだけど、
いや、わるくない。まったくもってわるくないです。
晩ご飯もたくさん食べてお腹いっぱいで、
フットサルに行ってすごい勢いの日焼けをしたので、
熱いシャワーは浴びれないけど、お風呂にはいってさっぱりとしあとに、
ビル・エヴァンスのCDをうすくかけて、本のつづきをすこしだけ読む。
かたわらには、ボスが丸木のように床で寝ている。たまになにやら寝言を言う。
そんな1日の最後に、いや、わるくないですね。