『サンキュー・スモーキング』

で、日曜日に観た映画はこれ。


いや、ほんとにおもしろかったよ。

タバコ研究アカデミーで広報として働くニックは、
スモーカー達の権利を守るため、また煙草と健康悪化との間に因果関係はないことを世間に信じさせるために日々奮闘していた。
当然、世間からは厳しい目を向けられているが、
ニックは巧みな話術で人々を丸め込み、「情報操作の王」とさえ呼ばれていた。


っていう、設定の映画なんだけど、
とても軽妙でほんのすこしだけ知的な良い映画でしたよ。
そもそも煙草に関する映画なのに、煙草をすうシーンが1回も出てこないというのも、
とてもアイロニカルで素敵ですよね。
映画全体としては、煙草を良いともわるいともまったく言わない、
そういうわりとうっとおしいメッセージをまったくもって言わないのも良い感じかと。
おもしろいよ。原作も読んでみようかなー。

ニコチン・ウォーズ (創元推理文庫)

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