『黒いカクテル』 ジョナサン・キャロル

というわけで、昨日読みおわったのはこちら。

黒いカクテル (創元推理文庫)

黒いカクテル (創元推理文庫)


これ、ずいぶんとまえに読んだ『パニックの手 (創元推理文庫)』のつづきというか、
もともと1冊の短篇週だったのをあこぎにこの2冊にわけたというか、
まあ、そんな感じの短篇集なんですけど、いや、おもしろかったですよ。
あと3ヶ月で失明すると告げられた男が、なにも見えなくなってしまうまえに、
すべてを憶えていられるように5枚(10枚だっけ?)だけ写真を撮ることに決める、
「砂漠の車輪、ぶらんこの月」が好きかなー。
表題作の「黒いカクテル」の大風呂敷のひろげっぷりもけっこう好きですけどね。