『誕生日の子どもたち』 トルーマン・カポーティ

誕生日の子どもたち

誕生日の子どもたち

収録作品はどれも読んだことあるものばっかりだけど、
やっぱりどれも、どう考えても素晴らしい。
失われる(あるいは失われるため"だけ"にある)イノセンスを描くことにかけては、
やっぱりこの人はすごいですよね。絶品。
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)』や『キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)』では、
ちょっとあわないかなーと思ったムラカミさんの訳も、
この本にはぴったりとあっていると思います(「無頭の鷹」以外ね)。
まえから大好きな「クリスマスの思い出」がやっぱりいちばん好きかな。
あとは、もうまえから死ぬほどいっぱい言ってる、
ティファニーで朝食を (新潮文庫)』のあたらしいまともな訳が出れば完璧。