『夜勤刑事』 マイクル・Z・リューイン

というわけで、マイクル・Z・リューインさんの『夜勤刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』よみおわり。

夜勤刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

夜勤刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

これはいつもの私立探偵アルバート・サムスンさんが主人公の、
アルバート・サムスン・シリーズではなく、
リーロイ・パウダー警部補という、むかしのミスから夜勤にまわされてしまった、
イラチで胆汁質で執念深く畑仕事が趣味の警察官が主人公のリーロイ・パウダー・シリーズの1冊目です。
非暴力主義で労働意欲に乏しく女々しいっていうパウダー警部補とは真逆のキャラクターである、
サムスンさんとの絡みもすこしだけあったりして、わりあいおもしろかったです。
私立探偵とちがって、部署内に人がいっぱいいる警察が舞台だけあって、
だれがだれなのか把握するのがちょっと大変ではあるけどね。この人のキャラクター造形はわりと地味だし。