『ランボー 最後の戦場』

先月、ボスと外国に行っていたあいだ、
ほんとに人がぜんぜんいない、目のまえ海でうしろは山。
野生動物そのへんうろうろみたいなところにいて、
それはそれはすごく楽しかったので、滞在の最終日あたりに、
「あー、けっこうこの旅行楽しかったよねー。また来たいよねー」
みたいなことをボスが言いだして、
「そうやなー。これ、帰ったら『ランボー』観なあかんわ」
と、僕が言うと、うちのボスは、
「えっ、なんでボクシングの映画？あっ、あれは『ロッキー』や。なんで？」
「ん、『ランボー』はこの国の話やねん」
「ふぅん。そうなんや。ところで、『ランボー』ってあれやんな？
シルヴェスター・スタローンが頭にヒモ巻く話やんな？」
「や、まあ、うん」
という非常に残念な会話を、海の彼方に沈みゆく夕陽を見ながらした記憶が、
僕の頭から離れないのです。で、『ランボー』。

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まあ、ボスが言うように、「シルヴェスター・スタローンが頭にヒモ巻く話」ではないし、
ましてや、ヒモを巻きつづける話ではけっしてないわけだけれど、
この映画でシルヴェスター・スタローンは、
９０分のうち、だいたい８０分くらい頭にヒモを巻いています。