まあ、夏なので、

お風呂あがったあとに上半身裸とかで、
首にバスタオルかけてお家のなかをうろうろすることは、
僕じゃなくっても良くあることだと思うんだけど、
そんなお風呂あがりの僕を見つけると、
うちのボスはやにわに僕に近づいてきて、
そのバスタオルをマフラーのように僕の首に巻き付け、
久保田早紀の「異邦人」を熱唱するんですね。
「ねえ、なんで異邦人なん?異邦人のPVかなんかにこんな格好してる人出てくるん?」
って聞いてみると、
「や、なんかそんなん巻き付けてたら異邦人っぽいやん。うん。異邦っぽい」
という、意味の分からない若干頭弱めの答えしか返ってこず、
「じゃあ、ほかのときには歌わへんの?」と、聞いてみると、
「うん。異邦人巻きしてるときだけぇ」
と、バスタオルをマフラーのように首に巻き付けるスタイルを、
「異邦人巻き」と呼ぶことを教えてくれたりするんだけど、
いつも感心するのは、「異邦人」を歌うときにかなり本意気で、
しかもフルコーラス歌いあげることですね。あれはすごい。
これ書きおわったら、僕はお風呂にはいり、そして今日も異邦人巻きです。