『熊』 ウィリアム・フォークナー
というわけで、『熊』です。
- 作者: フォークナー,William Faulkner,加島祥造
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 文庫
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難解といわれるフォークナーの「語り」の魅力がストレートに、のびやかに発揮されている作品4篇。
傑出した狩猟物語であり、少年の精神の成長史でもある『熊』、
止まらないシャックリをめぐって語られる、南西部ユーモアにみちた『熊狩』…。
ここには人々を、とりわけ少年を温かく見まもる人間フォークナーの優しいまなざしがある。
すべて狩猟にまつわるお話がおさめられた中短篇集です。
っていうかこれ、いままで読んだフォークナーのなかで、
いちばん読みやすいのではなかろうか?表題作の「熊」は、どう考えても素晴らしいです。