『リトル・ミス・サンシャイン』

で、今日観た映画。

どんな人にも、コンプレックスや他人には言えない秘密がある。
映画のキャラクターは、それらを大げさに描きつつ、共感させるものだが、
本作は、このパターンを完璧に実現した好例だ。
ビューティ・コンテストに出る夢を持つ9歳のオリーヴが、
リトル・ミス・サンシャイン」というコンテストに繰り上げ出場することが決定。
家族はミニバスを借り、会場のあるロサンゼルスを目指す。
ヘロイン中毒の祖父や、一言も口をきかない兄、ゲイで自殺未遂を起こしたばかりのおじさんなど、
問題だらけの彼らには、予想どおり波乱の道中が待つのであった。


キャラクターの設定や割り振りも非常にうまく、
かなりうまくまとまってるええ映画でした。
映画のレトリックとして、ここはふつうこう来るやろ?っていうところで、
ぜんぶその逆をいきつつ、ちゃんとうまく落としてるのはなかなか。