『僕らのミライへ逆回転』

前々から観たかったミシェル・ゴンドリー監督の『僕らのミライへ逆回転』を土曜日に観に行きました。

何かと問題を起こすジェリー(ジャック・ブラック)と、
寂れたレンタルビデオ店で働く幼なじみのマイク(モス・デフ)。
ある日突然、マイクの働く店のビデオ全てから中身が消失! 
発電所で感電し、超強力な電磁波を帯びてしまったジェリーが、
ビデオをダメにしてしまったのだ。
慌てた2人はスウェーデン版と偽り自作自演で『ゴーストバスターズ
ライオン・キング』など、消えた映画を作り直すことに。
その手作りビデオは予想外に好評を招き、たちまち店は大繁盛。
再開発で困窮する店長(ダニー・グローヴァー)を救おうと、
2人は町の人々も巻き込んで次々作品を作り出すのだが…。


映画のおもしろさ。映画に触れることの喜びってこういうことだよね。
総制作費がいくらだとか、だれが出てるとかどの賞を取ったとかじゃなくってさ。
っていうことをたぶん言いたいんだろう(そしてそれはおおむね成功してる)けど、
前半部分がものすっごいやっつけ仕事でたまらん。
こんなに大風呂敷ひろげてオチはこれかいっていう映画はたくさんあるけど、
こんなにええ感じのラストなのに前半部分はあんなんでええんかいっていう、
非常にまれな映画。非常におもしろかったです。
自作映画の撮影シーンがかなり楽しそう。
スウェーデン版が特典として入るならDVD買う。